議員はなぜ叩き合いをしているのか

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毎日毎日TVでは議員たちが言った言わない証拠あるないの叩き合いをしていて正直うんざりしている人もいるでしょう。

私もその一人です。

一見意味のないやり取りで審議の時間を無駄に過ごしているように見えますが、今日は私なりの解釈で彼らのやっていることを解きほぐしていこうかなと思います。

 

そもそもなぜ協力できないのか

そもそもの話ですが、与党も野党もなぜ協力して国を動かすことができないのでしょう。

与党も野党も協力して一丸となって国を動かせばもめごとは起きないのに・・・

そう思うはず。

ですがそれは不健全な国のありかたになってしまいます。

彼らの所属する党派はそれぞれ思想や主義が違いますので、国の向かわせたい方向性が違うんですね。

民主主義で進めたい人もいれば、共産主義で進めたい人もいるのです。もちろん細かい意味で思想が違う人もいます。同じ民主主義でも日本に自民党と民進党が存在するのはそれが原因なのです。

「自分の取り分は自分で分けろ!」派の人と「どれだけ頑張ったかは関係なくて一律でみんなに同じ取り分を!」という人では意見が合わないのは当然のことなのです。

「努力に比例した結果」と「みんな同じ結果」ではそれぞれ不満を持つ人がでてしまうからです。

「努力に比例した結果」主義の民主主義はいわば仕事のできる人にはたくさんのお給料を、たくさんの豊かな暮らしをという主義ですが、逆に言えば仕事があまり得意ではなかったりする人は自然と生きていけなくなってしまいます。

「みんな同じ結果」主義の共産主義は脱落者は生まれませんが、一部の優秀な人にだけ出来ない人の分も仕事をしなければならず、負担がかかってしまったりずる賢い人は同じだけ取り分をもらえるなら働かなくても良いと考えてしまいます。

もしこれを一丸となって決めてしまうと、どちらかの主義に偏った国になり、国内における格差が広がって低所得層が貧困にあえいでしまったり、逆に優秀な人たちが思ったように生活できなくて不満を持ったりするわけです。

下手に仲良く一丸となって進めることによってなあなあで形成されるようになれば袖の下で丸く収めようとしたり内々に事を済ませて何事もなかったかのように隠蔽される危険もあります。

そうなると全てはその内輪に入っているメンバーだけで国が都合よく動かされてしまうことになりかねないので、正面切って討論をし、主義が違う者同士の落としどころを探す必要性があるので協力というのはできないのです。

なぜ討論ではなく相手の失敗の揚げ足をとるのか

議員という職業は国を動かす行政の監視者なのです。内閣による行政がきちんとされているか、予算が正しく使われているかをいつも監視しています。

互いに見張り合っているのです。

国のやることをチェックしたり指導したり法律を変えたり廃止したりして正しく活動できるような状況にあるかを常に見極めています。

行政の警察のようなものですね。

例えば私たち一般市民が警察の目の前で挙動不審な行動をすると職質されますね。

それは私たちが警察から見て「怪しい」からです。

もちろん何もしていなければ何もされずにすぐ解放されるわけです。

それと同じで議員たちも相手の議員の「怪しい」を追及しているのです。

相手の議員に職質をかけて怪しいところがないかをあぶり出しにかかっているのです。

相手の議員が怪しいと思って質疑応答で質問をしてさらに怪しさが出てくると掘り下げてどんどん怪しいところを引っ張り出してくるのです。

もちろん本当になにもなければそれで終わりですが、100%クリーンな人なんてほとんどいないと言っていいでしょう。

金銭の収支に関して言えば、どこまで入れていいか、入れていけないかというのは明記されているわけではないので細かい部分では良心が絡んでくるわけです。

缶コーヒー1杯を立ち話の時おごってあげた。話していた内容は仕事のことだったので法律上はこの缶コーヒー代は接待費に入るわけですが、これを入れるのは良心的な話でどうなの?ってことです。

入れる人もいるし、入れない人もいますね。

そうやってグレーゾーンの怪しさが出てくるとそれが法律に引っかかるかどうか、健全な収支ではないのではないかといった風に議員たちはチェックします。

「それが彼らの仕事なのです」

それをやるなというと警察の人に「怪しいってだけで職質するな!」って言っているようなもので、それをしなくなったらあっという間に世の中犯罪者が増えていきますね。

職質で見つけられる犯罪も多数あるのですから。

 

なぜ叩き合いに発展するのか

叩き合いと言っても直接殴るのではなくて言葉のあやですが、揚げ足取りや罵声を浴びせるなどですね。

揚げ足をとったりする理由の1つに、競争相手だからということがあります。

与党と野党では主義思想が違うため当然与党の決めたことに野党が丸々賛成できるわけではありません。もちろん賛成しているときもあるのですがそれはメディアの視聴率の都合で放映されていないだけで、年中叩き合いをしているわけではありません。

野党も次の選挙に与党になって国を指揮することを目指しているわけですから当然選挙になったときに自分たちの方が上になるように与党に対する妨害工作をしなければなりません。

相手の支持率を下げて自分たちの支持率を上げる行為ですね。

そのために与党側でなにか失敗したことがあればやれ「責任」だ「解散」だ「辞任」だと言って次の与党になるチャンスを作っているんですね。

今の政権がどれくらい不甲斐ないか!みたいなことをアピールしているのです。

必ずしもその叩きが支持率の変化につながるわけではないですが、何もしなければ次も野党のままですからいつもチャンスを狙っているわけです。

 

ならなぜ普通に討論せず罵声を浴びせるのか、ということですが

それは相手に無視させないようにするためかと私は解釈しています。

強制採択する時は審議の声を無視して採決をとりますね。

人間カチンと来る言葉を言われた時につい反応してしまい無視ができないわけですから、罵声と言うのは時間を稼いだり相手に反応させて審議に持ち込むのに有効な手段の一つになるわけです。

逆にその罵倒が差別用語だったりして足元を掬われて立場逆転叩かれるなんていう場合もありますね。攻撃したら味方だった・・・という風にみると議会での言葉の戦いも面白いかもしれません。

 

 

 

 

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