サビアンの仕組みの正体とは?MLM・ネットワークビジネスをまとめてみた。

Posted by

今日、私のもとに一通のメルマガが届きました。

それはいつも読んで記事作成のちょっとした考え方を参考にしている方のメルマガでしたが、今日はいつもと少し違う。

メールには「号外」と書いてあり、中を見るとどうやらその「号外」メールの話題を持ってきたのはどうやらいつもの人ではないよう。知り合いからのおいしい話として紹介された感じですかね。

もちろん前説から色々長ったらしい説明があったのだが、省略すると、「サビアンという会社に登録するだけでガッポガッポ稼げますよ。しかも不労所得ですよ。すぐ稼げますよ。誇大広告や詐欺に見えるだろうけどこういう非常識な金の稼ぎ方が本当にある。怪しいと思うのはあなたがその方法を知らないからだ。知らない情報の中に成功法則があるのだ」とまあこういう話です。省略しても結構長いですね(笑)

「これ、どう考えてもあからさまに不審メールでしょ。私のアドレス情報は怪しい業者にでも売られたか・・・?」と思ったものです。

別にフリーメールなのでそうだったらそうで消すだけですが、とりあえず気になったので調べてみました。

サビアンという会社は実在するようだ

Saivian(サビアン:https://hapikachi.saivian.net/)という会社は実際にアメリカ合衆国のニューヨーク州 マディソンアベニューにあるようです。HPもありますし、まあ詐欺のための架空会社ではないようですね。

今世界中で急成長している企業で、まだ日本にはあまり広まっていないものの、アメリカの他世界30か国ではすでに広まりつつあり、2017年4月11日現在で会員数はすでに130万人を突破しているみたいです。2016年の8月時点では30万人だったことから広まるのも時間の問題であるようですね。勢いが半端ないです。

この企業に登録することの何が一体金儲けになるのかと言うと

  • 持っているクレジットカードをサビアンに登録することで、20%のキャッシュバックが受け取れる(条件・上限あり。デビットカードでもOK)
  • サビアンの情報を人に伝えていくことで、毎日5ドル(最低3人)、最大3000ドルの報酬を得ることができる(条件あり)
  • 会員からの購買履歴をビッグデータとして収集し、その情報を他の企業に提供することで利益を得ている。(個人情報ではなくあくまで買った物の情報)

と言うわけです。私たちの購買ビックデータを企業に売り渡した利益を還元しますよってことですね。そしてその資源となる他の人の情報も集めて来てくれればもっと報酬出しますよってことです。購買データは日々会員だけで更新されるわけですから会員が入らないから売るデータが枯渇すると言うことはなさそうです。全員が登録したカードの使用をやめない限り。

ちなみに、月会費とられます。125ドルだそうです。

3人紹介すると5ドル毎日もらえるそうなので5ドル×30日で150ドルになりますから月会費の分はチャラになるよ。それ以降は全部利益になってしかもクレジットカード使えば20%キャッシュバックできるよってことです。そして人を紹介すればするほどたくさんの利益を還元してくれると。

うーむどう見ても怪しい。怪しいにおいがぷんぷんして仕方がない。

 

これはねずみ講なのかそうではないのか

詐欺事件が話題となった日本ではどう見ても「ねずみ講」にしか見えませんねそうですね。

なのでここで改めて「ねずみ講」の定義について説明していきましょう。

ねずみ講とは

一般的にはねずみ講と呼ばれる商法は正しくは無限連鎖講(むげんれんさこう)と呼ばれる。

無限連鎖講(ねずみ講)の定義としては

「金品を払う参加者が無限に増加するという前提において、二人以上の倍率で増加する下位会員から徴収した金品を、上位会員に分配することで、その上位会員が自らが払った金品を上回る配当を受けることを目的とした金品配当組織のことである。」

出典:wikipedia 無限連鎖講

例えるとするなら、Aさんを主とすると、Aさんが運営する会員にBさんがなり、BさんはAさんに会員費を納める。Bさんは3人の人を集めると会員費を上回る配当金を得ることができる。BさんはC、D、Eさんを勧誘し会員費の一部を配当金として受け取り、残りの会員費は運営費としてAさんが徴収する。というような仕組みだ。

つまり日本の法律ではサビアンの提示する2番目の条件がすでにねずみ講に引っかかるのではないか?と言うことです。

更にクーリングオフも不可能ではないがしづらい、という点と会社情報が会員にならないと見れないことも日本の法律に抵触しそうですね。

定義がいまいち曖昧である形態であるために特定商取引に関する法律第33条で定義される販売形態に沿った連鎖販売取引とされる場合もある。もちろん合法と称していて違法取引とされる場合もある。

つまり現状では市民の間でこれをねずみ講と判断するのは自己判断になり白でも黒でもないのが現状です。

サビアンはいずれ破たんするのか?

サビアンは会員の紹介費の他にビックデータの売り上げを利用したカード利用料の20%還元も謳っているのでビックデータの売り上げが配当金に回ることで利益を循環させている可能性はある。ビックデータをいくらで販売しているのかが不透明だが破たんする可能性は普通のねずみ講と比べて低いと言っていいだろう。ちなみにGoogleやFacebookなどのメディアもこのビックデータを売り買いして利益の一部をあげている。

だが会員の獲得には限界がある。

上記の例で言うなら会員を獲得する先のないC、D、Eさんは会員費を払って20%オフの還元だけを得たことになる。

正直キャッシュバックのために会員費を払うってそれってサービスなの?という印象も受ける。正確に言うならば情報を売った挙句会員費もむしりとられて20%還元サービスを買っているということになる。コストコの様に会員費を払って買い物するぐらいちょっと私には理解しかねる。会員費を払ってる時点で安くもなんともないからだ。

一週間に6000円(ドル相場で上下する?)のキャッシュバックが上限という規制があるので、上限額を引き出すには一週間で3万円(相場にて上下する)クレジットカードで使わなければならない。しかも相場の関係で多少変わるだろうが2週間、つまり6万円は使わなければならない計算になる。

6万円以上使用してやっと元(会員費)が取れるわけだが、これを多額とみるかどうかは個人によって違う。

生活費に6万円以上かかるのであれば登録するだけで一部金額還元されるわけでついでにカードのポイントも溜まって、まあ一石二鳥の節約になることだろう。

だが月に6万円も使わないのであれば入る意味はほぼ皆無に等しい。

戻ってくるお金は配当金などではなく使った本人のお金に過ぎないからだ。

還元されたお金=〇〇円稼いじゃいました!と言っている人には近づかないほうが良い。その〇〇円以上に出費して稼いだお金は書類の上では利益になるが、元本の資金が全て「モノ」に変わった時点でそれはもうお金稼ぎに使うことはできないからだ。

「モノ」で「カネ」は買えないのである。

変えることも絶対できないわけではないが、もうそれは最初に交換した「カネ」とは同価値ではない。

そしてもう一つ気になることがある。

それはビックデータの「価値」だ。

今はビックデータの売り買いというものはまだそれほど活発ではないが、これからどんどん活発になることが予想される。今ならまだ価値はどんどん上がっていくことだろう。だがこれからもずっとそうだと言い続けられるだろうか。

あなたのカードの情報はカード会社が持っている。

つまりカード会社も買ったものを把握できる。

それを売って売り上げにしているのかどうかは定かではないが、サビアンに登録することで同じカードを使う人の購買情報はサビアンとカード会社の情報として2つあることになる。

それを売り合うような価格競争になったとしたらどうだろう?

今すぐの話ではないが、カード会社とサビアンが同じ情報を価格競争し合う仲になった場合、すぐにサビアンが原価割れを起こすと思われる。

カード会社はあなたへお金を貸している代わりに情報と金利を得ているのに対し、サビアンは情報代として紹介料とカード使用料の還元をうたっている。カード会社はその情報を得るための原価がゼロであるのに対し(元々お金を貸すことが目的で情報があってもなくても成立する商売の為)サビアンには情報代の原価がかかっている。

価格競争になった場合絶対的にサビアンは不利に陥ることになる。

そうなるのはいつの話かはわからないし、そうなる前に新しい戦略展開するだろうから私の予想したそのまんま転落していくことは考えにくいが正直加入はお勧めしかねる。

最後にリスクの話

先ほどサビアンのシステムはねずみ講に近い構造であると言ったと思う。

仮に今後消費者庁なり警察なり公的な組織がこの形態を「ねずみ講である」と判断した場合、運営しているサビアンだけでなくねずみ講に勧誘した会員側も処罰されるということだ。

日本の法律では、もし無限連鎖講(ねずみ講)の会員に加入していた場合

無限連鎖講に加入することを勧誘した場合は20万円以下の罰金(1回勧誘しても違反が成立する)。運営者の行為と同種の行為を継続的に行ったり一定の目的をもって(報酬目的にと理解できる)無限連鎖講に加入することを勧誘した場合は1年以下の懲役または30万円以下の罰金、又はこれを併科する。

とされている。

何が言いたいのかというと、報酬が欲しくてサビアンに入りしかも他の人を勧誘して働かずにおいしい汁をすすろうと考えると万が一の場合は犯罪者側になっちゃいますよってことです。

もちろんまだ「ねずみ講」と決まったわけではないので万が一、の話ですが。

 

 

 

 

 

 

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です