4月下旬から話題になっている「クレジットカード」の現金化。
多くの個人売買サイトやアプリにおいては現金の転売などが中止とされる中、今度は「ニュートリノ」を売る人が出てきた。
ニュートリノとは「電気を帯びない素粒子」のことであるらしいが、一般人である我々には見ることはおろか存在することも確かめられない。2015年のノーベル物理学賞にこのニュートリノの質量があることを証明したことで東京大学宇宙線研究所所長の梶田隆章(かじた たかあき)教授が受賞したことで一躍話題となったが、そのニュートリノが売り買いできるものには到底思えない。
ならば目的は一つしかない。クレジットカードの現金化だ。
クレジットカードでこの中身のない箱を買ったところで現金にならないじゃないかと思うかもしれないが、ここに一つカラクリがある。
それは「返品保障」だ。
商品にはあらかじめニュートリノが扱いづらい物であり、返品になるものが少なからずあること、返品の手間を省くために手数料を引いた1万円が付属品としてついていること、返品しない場合は現金書留で返送ください。と注意書きが書かれている。
そして売値が13,500円。
運営会社の目を欺くためとは言えかなりとんちの効いた商品の販売方法だ。
これはあからさまに現金化とわかる代物だが、今後運営の態度が厳しくなればなるほど大した価値の無い物に高額価格と現金を付けて郵送するマネー販売ビジネスは止まらなくなるだろう。
あるいはクレジットカードで商品を買わせて、商品返送の手続きを踏んだ後に現金を現金書留で郵送して現金化するということも最悪考えられる。
クレジットカード会社のカード製作条件の緩和を利用した「現金化ビジネス」は今後も増大していく恐れは排除できないものになるだろう。
払えないのに借りるのは犯罪になります
今月のお金が足りないけど、来月も収入の見込みがない。
そんな人にこんなビジネスはクレジットカードの返済が来月なことを利用して「今」現金をくれる素敵な商売に見える。
だが払える見込みもないのにお金を借りる行為は「詐欺罪」になる。
1万円借りるのに手数料3500円払うのは安いように見えてとんでもない高利率だ。利率にすると35%もとられているのだから。
今助かりたいがためにのちの自分を苦しめる行為に他ならない。
そんなことをするぐらいなら今から副業でも商売でも自分で始めて現金を得る努力をした方が良いとはっきりと断言する。
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