「しんどいの減らそう」過労死ラインを超える教員たち

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学校の教員や公職員というのは給料が安定してるし残業もないしなんて良い職業なのだろう。みんな公務員を目指していれば何の問題もなく生きていける。そんなことを社会に出るまでは思っていた。

実際は一般企業に就職したが、公務員はとても楽な仕事だと思っていた。

だが実際に蓋を開けてみればどうだろう?

公務員と言っても学校教諭は「自発的行為」と称して授業の準備にかかる時間も義務で割り当てられる部活動の指導も全て一般企業で言う所のサービス残業だ。なのに子供を預かる責任は当然付随するし、子供の為と思うと授業で使う資料も教科書が新しくなるたびに変わるし手も抜けない・・・。

結果擦り切れて体調を崩してしまう教師は後を絶たない。

今思えば、十年も昔の学校生活のころを思い出しても1~3年の間に1人は学校内で先生が結婚や妊娠ではなく「体調不良」を理由に担任から降りるケースがあった。

あの頃からすでに「先生」たちは過労の危機にずっとさらされていたのかと思うと正直ゾッとする。当時は生徒からの教員へのいじめも相当あったと聞いているから「先生」たちをとりまく状況はより悪化して言っているのだろう。

また消防車が飲食店に入るのが迷惑だとする話も話題となっていることから、我々日本人はいかに公職員に対して厳しい目を向けているかがわかる。

いささか肉体労働の人たちに対して厳しすぎやしないだろうか?

中学校教諭の6割が過労死ラインに到達しているらしい

世の中ブラック企業から労働者を守ろうと動いて、残業を減らすように努力を強いられている中で、中学校の教諭の6割が過労死ラインに到達するほどの労働を強いられていることが最近判明した。

しかもブラック企業でさえ長時間の残業はさせても賃金だけは払っている場合も多いのに対し中学校教諭は授業準備や部活動の指導は「自発的行為」に相当するため残業にはならないのだという。

ブラックもブラックであるためにサービス残業とはなんと恐ろしい国なのだろうか・・・。基本給が高いからいいだろうという話では済まない。

過労死ラインとは

健康障害のリスクが高まるとされる時間外労働時間の基準ラインのこと。

おおよそ過労に関係あるとされる症状の発症の1~6か月の間に1か月45時間以上の時間外労働がある場合に関連性が評価される可能性がある。

発症前2か月間ないし6か月間にわたって、1か月当たりおおむね80時間を超える時間外労働(1日8時間勤務で1か月の労働日を20日とすると。1日4時間の時間外労働をして、1日12時間勤務が続く状態。又は労働日の20日各2時間の時間外労働と、1日10時間勤務で4日の法定外休日出勤という1日10時間勤務が続く状態)が認められる場合。
あるいは発症前1か月間におおむね100時間(1日8時間勤務で1か月の労働日を20日とすると。1日5時間の時間外労働をして、1日13時間勤務が続く状態。又は労働日の20日各2時間50分の時間外労働と、1日10時間50分勤務で4日の法定外休日出勤という1日10時間50分勤務が続く状態)を超える時間外労働が認められる場合をいう。
その他、発症前1か月間ないし6か月間にわたって、1か月当たりおおむね45時間(1日8時間勤務で1か月の労働日を20日とすると。1日2時間15分の時間外労働をして、1日10時間15分勤務が続く状態。又は労働日の20日各32分30秒の時間外労働と、1日8時間32分30秒勤務で4日の法定外休日出勤という1日8時間32分30秒勤務が続く状態)を超えて時間外労働時間が長くなるほど、業務と発症との関連性が徐々に強まると評価できる

出典:wikipedia(過労死ライン)

期間が短くてもその間に特に労働密度が濃い労働をしている(3週間の間に120時間以上働いている、ただし手待ち時間の様な労働密度が低い場合を除く)様な場合でも過労との関連性が判断されるので気になる人は自分の労働時間をチェックしてみると良いだろう。


部活動指導員が制度化

教員の残業と呼べる部分の大半に授業準備と部活動の指導が大きくかかわっていることから、今までの外部顧問の他に部活動指導員という新しい指導員を設置することが決まった。

部活動指導員は今までの外部顧問とは異なり単独で部活動の指導が行えるようになったり大会に引率・監督をすることが可能になる。

元々外部顧問では教員が付き添わなければならず、あくまでも技術的な指導の為だけに部活動に参加していたが部活動指導員となることでより指導の幅を広げることにもなり部活動の強化にもなりつつ教員の負担の削減が狙いだ。

指導を行う人材は主に地域のスポーツ少年団などに在籍する指導員から推薦された人物であることが多い。

今後部活動指導員はより専門家され「スポーツ専門指導員(仮称)」として国家資格とし登用する方針もあるそうだ。

謝礼金

そこで気になるのが部活動指導員の謝礼金だ。

今まで外部顧問に支払われていた謝礼金は立ち位置が学校協力者ということで中学生を相手にした場合3000円ほどの謝礼金が出ていたそうだが、部活動指導員となると学校職員という立ち位置になるので月4万円ほどになるそう。

さすがに本職にはまだできないが、スポーツ指導をしている人や定年退職した元選手の人はうまく活用できそうだ。


残業問題やいじめ問題を抱えてただでさえ疲れる仕事なのにも関わらずモンスターペアレント、部活動での子供の怪我、先生とは想像以上に疲れる職業の様です。

義務教育だからとか授業料払っているからなどと言わずに先生と親と歩み寄れる体制になることを祈るばかりです。

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